注文住宅の建築会社選びでよくある3つの間違い

注文住宅を建てる時の最初の壁が依頼先の選択です。

 

大手ハウスメーカーが良いのか、それとも地元の工務店が良いのか、評判はどうなのかなど、気になる部分がたくさんあります。

 

何を基準に決めたらよいか分からず、早々に困ってしまったという話もよく聞きます。

 

しかし、だからといっていい加減に決めてしまってはその後の家造りが台無しです。

 

理想の住宅を建てるために気をつけるべきポイントはどこにあるのでしょうか?

 

今回は、建築会社選びでやってしまいがちな3つの間違いを紹介します。

 

営業の人の印象だけで決めてしまう

対応してくれた営業の人の印象の良さで依頼先を決めてしまう人は少なくありません。

 

3割ほどの人が営業の印象が決定理由になっていると言われています。

 

しかし、家を作るのは設計をする人や現場で作業する人であって、営業ではありません。
家そのものの出来と直結しない所で依頼先を決めてしまうのは非常に危険です。

 

確かに、その会社の雰囲気や仕事の進め方などを営業の雰囲気から窺い知ることはできます。それに、営業の人間とは住宅が完成するまで何度も合うことになりますから、相性の悪い人だと不快な思いをすることになるでしょう。しかし、そこだけを決め手にしてしまうのはよくありません。

 

営業はお客さんを惹きつけるのが仕事ですから、ある程度は人当たりが良くて当然です。大切なのは、実際に完成する家がどのようなものであるかです。
実際に家を建てた人の話や、設計に関わる人の話を聞くことも大切です。

 

自由度を把握せず決めてしまう

注文住宅と一口に言っても、その自由度は会社によって様々です。

 

一部の大手ハウスメーカーや格安注文住宅を扱う会社の中には、注文住宅でも規格からはずれた場合、値段が急に跳ね上がったり、難しいと断わってしまったりするところがあります。結局望み通りの家を建てられなかったという嘆きも耳にします。

 

残念なことに、注文住宅とは名ばかりで、この予算ならこの形、この要望ならこのタイプ、とほとんど決めてしまっている会社も多いです。はっきりとした完成形のイメージや、こだわりをもって家造りをしたいと考えているのであれば、自由度には気を配りましょう。

 

他の人が建てた家の間取りや外観をチェックして、同じようなものが多い場合は要注意です。

 

設計コーディネーターを重視していない

客の要望に答え、どんな家にするのか具体的に形にしていくのが設計コーディネーターの役割です。

 

基本的に依頼者は素人ですから、要望が本当に実現可能であるとは限りませんし、目的に対して考えている実装の方法が正しいとも限りません。

 

予算を守りつつ、要望に答え、何か難しい部分があれば上手く代替案を出せるような高い企画力が求められます。

 

家造りにおいて、良いコーディネーターと出会えるかどうかはとても大切です。

 

まずは、その会社で家を建てた人に話を聞き、要望に答えてくれたかどうかを聞いてみましょう。

 

良い会社であると判断したら、あとは打ち合わせの中で、その人に十分な力がありそうかどうか見極めていきましょう。